安全な鎮静を学ぶシミュレーター『VitalSaver : sedation』を無料公開しました

急変時の最初の1分間の判断を鍛えるシミュレーター「VitalSaver」のご好評いただきありがとうございます。
この度、ブラウザ上で手軽に安全な鎮静を体験・トレーニングできる臨床シミュレーター『VitalSaver: sedation』を公開いたしました。
▼ 今すぐ完全無料でプレイする(登録不要)
https://vitalsaver.fjanesth.com/sedation
■ 開発の背景:急増する「手術室外での鎮静」とトレーニング不足
近年、消化器内視鏡検査・治療をはじめ、救急外来(ER)での処置、整形外科での整復、歯科口腔外科など、手術室以外の場所で鎮静を行う機会が爆発的に増えています。
鎮静は患者の苦痛や不安を和らげる素晴らしい技術です。しかし一方で、一歩間違えれば「気道閉塞」「無呼吸」「ショック」といった命に関わる急変を引き起こします。
ここで大きな課題となるのが、「鎮静のトレーニング機会の不足」です。
- 「教科書でミダゾラムやプロポフォールの投与量は習ったが、実際バイタルが下がった時の感覚がわからない」
- 「舌根沈下が起きた時、どのタイミングで下顎挙上や酸素投与をすべきか迷う」
- 「急変に遭遇したことがなく、毎回ぶっつけ本番で不安を抱えながら処置に入っている」
指導医が横について手取り足取り教える時間も限られる中、若手医師や看護師が「リスクなしで何度も失敗しながら学べる場」を作りたい――。そんな強い想いから、本シミュレーターの開発をスタートしました。
■ 『VitalSaver: sedation』で体験できること
本ツールは、麻酔科医の視点から各鎮静薬・鎮痛薬の薬物動態(発現・ピーク・持続時間)や相互作用を計算ロジックに組み込んだ、本格的な臨床シミュレーションアプリです。
- リアルなバイタル&鎮静度(RASS)の変化
プロポフォール、ミダゾラム、アネレム(レミマゾラム)、フェンタニルなどを投与すると、時間経過に伴いSpO2や血圧、RASSスコア(鎮静深度)が動的に変化します。 - 「鎮静薬 × オピオイド」の相乗リスクを体験
鎮静薬に鎮痛薬を併用した際、呼吸抑制リスクが跳ね上がる臨床のリアルを再現しています。 - 適切なレスキュー・アクションの判断
「いびき(舌根沈下)」が出たら下顎挙上、「無呼吸」に陥ったらバッグバルブマスク換気や拮抗薬(フルマゼニル等)の投与など、適切な初期対応を1分間の選択肢の中でトレーニングできます。
■ こんな方におすすめです
- 初期研修医・専攻医: 処置時鎮静の基本的なオーダーとバイタル変化の感覚を身につけたい方
- 内視鏡室・ER・病棟・歯科の看護師: 鎮静中のモニタリングや急変時の初期対応を学びたい方
- 指導医・医療安全管理者: 若手やスタッフへの教育ツール(シミュレーション教材)をお探しの方
■ 医療安全のために、完全無料で公開しています
本アプリは、PCやスマホのブラウザから1秒で起動し、いつでも・何度でも完全無料でプレイいただけます。
臨床で慣れないままぶっつけ本番の鎮静をする前に、まずは画面上で100回体験してみませんか?
皆様の臨床での安心感と、一人でも多くの患者さんの安全につながれば幸いです。
開発中のため、実際にプレイされた感想や「こういうシナリオを追加してほしい」といったフィードバックも心よりお待ちしております!
▼ 『VitalSaver 鎮静版』を試してみる
https://vitalsaver.fjanesth.com/sedation
監修
FJアネスコンサルティング
藤田 治人

